サイトをリニューアルしました。

レクバーグ(LECHBURG) レクバーグ(LECHBURG) レクバーグ オンラインショップ

レクバーグについて

DOC Lechinta(原産地統制呼称『レキンツァ』)

ルーマニア北西部、カルパチア山脈の西側にあるトランシルバニア地方、そこで『ハート・オブ・トランシルバニア(トランシルバニアの心臓部)』と呼ばれる地域にレキンツァ村はあります。

カルパチア山脈の裾野、二つの河川に挟まれた標高300‐500メートルの肥沃な丘陵地帯にDOCレキンツァの葡萄畑は広がっています。石灰質と鉄分を豊富に含み、水捌けの良いミディアムテクスチャーで弱酸性で茶色の河口粘土質の土は葡萄栽培に最適な土であり、温暖大陸性気候の暑く湿った夏とその後に続く暖かい秋とがそこで育つ葡萄の特徴を豊かに形作ります。

レクバーグのブドウの熟成に欠かせない『霧』

レキンツァの葡萄畑(レキンツァDOC)を特別にする最も優れた特徴は、夏の終わりから秋口にかけて発生しハート・オブ・トランシルバニアの丘陵地帯を幻想的に包み込む霧です。この神秘的な霧に包まれた葡萄の実は通常よりもゆっくりとしたペースで成熟され、そのアロマと酸度を一際高く保ちます。レキンツァの畑の葡萄が特別であり、最も香り高いアロマティックワインとなる由縁なのです。

レクバーグワイナリーとビオディナミ

『ビオ・ディナミ(Bio Dinamique)』という言葉をご存知ですか?

日本語では『オーガニック』や『有機栽培』と同義・類義に取られ、いわゆる『無農薬栽培』に焦点を置かれがちですが、似て非なるものです。
『ビオ・ディナミ』とは、自然界に本来存在する種の優位劣位性により自然が創り出す生態系のバランス、 自然が自然のまま存在し全ての動植物が命がその生と死を自然のままに受け容れる環境、競争原理に従った本来の自然を創り出す事なのです。トランシルバニアの大自然のみを糧に純粋に育てられた葡萄たち。 現地では元気で嬉しそうに育つ葡萄をご覧になる事ができます。 この葡萄たちで造られたビオ・ディナミ·ワイン、是非一度ご賞味頂ければ幸いです。

カルパチア山脈の麓、トランシルバニアの心臓部に、13世紀頃入植したサクソン人。 今日のドイツのライン川やモーゼル川沿いの地域をエレガントでアロマティック白ワインの銘産地にした人々です。 彼らの優れたワイン造りの影響はフランスのアルザス地方、北イタリアやオーストリアまで広い範囲で及んでいます。 そのサクソン人が見出した、アロマティック白ワイン造りに最も適した特別地域がトランシルバニアの中北部の丘陵地帯にあります。 『レキンツァ』 非常に小さいながらも特級白ワイン産地として常にその名を馳せ、歴代の統治者達の御用達の白ワイン産地だったことからもその抜きん出た質の高さが良くわかります。

時は変わること今から約二十年前、革命後の荒廃しきったワイナリーと葡萄畑を北イタリアのワイン銘産地から来たビオワインの名醸造家兄弟が立て直すことを誓いこの地に移り住みました。 兄弟はビオ・ディナミの為の畑と環境造りから始め、この特別なテロアールに最適なアロマティック白ワインの為の葡萄を、土着品種だけに捕らわれることなく育て始めました。 20世紀後半にかけての苦難の歴史を乗り越え、その伝説の特級白ワインの産地は過去を遥かに凌ぐ質の高さを誇り現代に蘇りました。 『レクバーグ(LECHBURG)』 彼らはビオワイン造りの達人です。

レクバーグは日本で言うなれば宮内庁御用達の如く歴代の統治者達も愛した古からの白ワインの名産地にあります。そこは特別なテロアールとマイクロクライミットに恵まれていること。北イタリアから来たビオワイン造りの達人の兄弟が選りすぐった最適の葡萄品種を選定していること。本物のビオ・ディナミを実現するための土作り、畑作り、森作りそして山作り。農薬、化学肥料、動物性肥料、自然環境に反する物は一切使われない山の畑。新鮮な森からの空気と澄んだ山の湧き水に由来する恵みの雨で育った一切混じり気のない最高の葡萄たち。最高のビオワインを造る為に必要な、葡萄とワインに人為的圧力変化を与えない重力式レイアウトのワイナリー。地中のボデガのように最も自然な冷蔵環境を再現するコンクリート製のタンクと細心の注意を払って行われる温度と品質管理。これらのことすべてが実現されてこそ丁寧に手摘みされた最高の葡萄たちは、自然の力と達人の業とによって最上級のビオワインへと進化いたします。 少し長くなりましたが何故このワインが他の追随を全く許さない程香り高い特別なアロマティックワインであるかという説明になれば幸いです。